2012年2月 3日 (金)
「麒麟の翼~劇場版・新参者~」
「麒麟の翼~劇場版・新参者~」
2012年1月28日(土)よりTOHOシネマズ梅田他で公開中
(C)2012映画『麒麟の翼』製作委員会
オススメ度:★★☆☆☆
複雑に入り組んだ事件の真相は!?
東京・日本橋“翼のある麒麟像”の下で、一人の男が白い折鶴を血に染めながら息絶えた。
加賀恭一郎とそのいとこ・松宮脩平がコンビを組んで捜査を進めていくうち、
それぞれの謎の行動の理由が明らかになってゆく―
日本の道路の起点“麒麟像がすべての始まり”ということで、
本作の事件も、それぞれの人物のこれからもここから始まる。
別の犯罪が露呈したことで、被害者であるはずの本人や家族が
マスコミの力により言われなき誹謗中傷のなか、傷ついていく。
そのことにより事件の真相に近づいて行くのだから、何とも皮肉な展開だろう。
大切な人への思いが、繊細に描かれながらストーリーは進んでゆく。
大人が間違った道を示せば、子供はそれに倣って過ちを隠し通そうとする。
そこへ加えて「誰かのための優しさ」が事件をより複雑にしていた。
また、昨年放映されたドラマ「新参者」では、“仕事人間”というより
仕事に逃げ込んでいる主人公・加賀恭一郎自身も、
今作の中で“人間らしく”解きほぐされていく「もうひとつのストーリー」も描かれているのも
見どころのひとつだ。
同じシリーズを扱うのでも映画化ならではのスケール感が必要だと思うが
それが感じられなかったのが残念な点だ。
捜査段階の描写が細かい点など、人それぞれ評価は分かれると思うが
少なくとも私は、事件が複雑に入り組んでいる分、ただただ退屈に感じるところもあった。
「容疑者Xの献身」「白夜行」などと同じ作家の作品かと思えば、少し残念な気がした。
ドラマから日本橋を大事に舞台にしてきただけあって、
その土地の魅力がそこかしこにちりばめられている。
翼のある麒麟像や“七福神巡り”にも興味が湧くのではないだろうか。
余談:
田中麗奈さんや溝端淳平さんのほうが
つい最近までは容疑者の少年や、少女のほうを演じていたのに…
随分大人になったなあ!
■麒麟の翼~劇場版・新参者~|eo映画
http://eonet.jp/cinema/db/movie/20392.html




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