2012年5月11日 (金)

「ダーク・シャドウ」感想

「ダーク・シャドウ」
2012年5月19日(土)よりなんばパークスシネマ他で公開
(C)2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

Pink

オススメ度:★★★★☆
怖いけどかわいいジョニー♪

はじめまして。コスプレ自称・映画評論家の隣の席の者が代打でお送りします。
私にも「ダークシャドウ」のご案内をいただいたので、行ってきました試写会に!

久しぶりの試写会、入口では手荷物検査にボディチェックとあまりの厳重っぷりに変な緊張が高まります。

実は、「チャーリーとチョコレート工場」をDVDで観た時、話が途中でよく分からなくなり、
多分ややこしい話じゃなかったんだろうけど現実離れしている内容が個人的に受け入れられず、
映像も気持ち悪い!と思ってしまい、、、観るのをやめてしまいました。
なんで、それ以来デップ&バートンは苦手で・・・
今回の映画、最後まで耐えられるのか!?とかなり不安でしたが・・・・

耐えられました!!!(パチパチパチ!!←拍手)

てか、おもしろかった!

観終わった感想は、「大人の遊園地で遊んできた感じ」

主人公のジョニー・デップ(200年ぶりに目覚めたヴァンパイア役)家族思いの優しい?人なんだけど、
人をばんばん殺しちゃうし、ヴァンパイアだから強いのかと思えばすぐ魔女に捕まっちゃうし(むしろ弱い?)
お日様にあたると身体が燃えてしまうにもかかわらずサングラスと日傘があれば大丈夫みたい。
昼間にガンガン外出てました。
そして魔女の誘惑に簡単に負けちゃうし。(やっちゃうし・・)
子供には刺激がちと強すぎるかも。
“変”なところが満載なんだけど、そもそも青白い顔に黒い目のまわり、変な髪形、変な服装、長いつめ・・・・
全てが“変”だからまぁそれも許せちゃう!かわいく思えてくるんです。

そして主人公(元は人間)を200年前に遊ばれた仕返し?嫉妬?からヴァンパイアにした魔女。
やることなすこと半端なく酷いんだけど、それも一途に思う気持ちからなのか、なんとなく分かるなぁ~。

登場するのは、ヴァンパイア、魔女・・・そして幽霊!?
迫力あって結構怖かった~ドキドキしました♪(あ、私ホラー好きです)

涙なし、笑いあり、暗さなし、重い感じもなく、わくわく・ドキドキ感あり、後味すっきり映画です。

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▲各劇場には、キャストのみなさんと記念撮影ができる椅子が置かれてます

■ダーク・シャドウ|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/21009.html

2012年5月 2日 (水)

「テルマエ・ロマエ」

「テルマエ・ロマエ」
2012年4月28日(土)よりTOHOシネマズ梅田他で公開中
(C)2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

オススメ度:★★★☆☆
ウホッ!いいカラダ!

風呂は疲れを癒す場所であるべきと考えるルシウス(阿部寛)は
当時のローマの大浴場では格闘技が行われたり、売り子が幅を利かせていたりする現状を憂い
新しく設計する風呂には本来の用途をなし、かつ斬新な発想をと頭を悩ませていた。

ある日、湯の中に潜っている時にひょんなことから
現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。
そこにいたのは“顔の平たい”民族。
(同じ“平たい顔族”でありながら、ノーメイクでも超カワイイ上戸彩さん!
この世はどんだけ不公平なんでしょうか!)

古びたマッサージ器や、うなりをあげる扇風機など、
普通にジャグジーが付いてたり、浴室にテレビモニターがある家なんてザラなことからしたら
そもそも銭湯の存在自体がタイムスリップ状態ですね。

特に、瓶で飲むフルーツ牛乳や、それを開ける道具は、
今の子供たちにも真新しい道具なのではないでしょうか?
古代ローマ人ほどの衝撃はないでしょうが。
銭湯がもっと見直されてもいいんじゃないかなと思いました。

タイムスリップのたびにオペラ歌手が出てきたり、
外人の介護ヘルパーさんと間違われて老人の背中を流したり、
ウォシュレットに衝撃を受けて白目になったりと、
原作がコミックとあって、阿部寛さんの脳内の台詞が多く、
大げさなイメージ映像と、いかつい顔の阿部寛さんの演技に
前半はおそらく原作に忠実な作りなのでしょう、脱力系の笑い満載です。
そしてほぼ全編、裸なんですがこれまたいいカラダ!

“しょうゆ顔・ソース顔”でいえば、
誰もが認める究極の濃さを誇る阿部寛さんの“どろソース顔”に対し、
おじいさんたちのそれはう~ん…“塩”?最近流行ってますしね。
この対比がずーっとじわじわきます。

クライマックスではちょっと切なかったりもするので
後半以降は少し失速気味に思えましたが、
「もがいた末に私たちの世界を見たのなら
それは恥じることのないあなたの才能」
という台詞が沁みます。

余談ですが、地上波で放送される時に“ご神体”の扱いがどうなるのか
個人的にはとっても楽しみです。

■テルマエ・ロマエ|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/21043.html

「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」

「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
2012年4月28日(土)よりテアトル梅田他で公開中
(C)2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

オススメ度:★★★★☆
マリッジブルーを吹き飛ばすスクリーンサイズのコント!

ひとつもリズムが合っていないのに
コトが終われば「さっさと帰ってくれる?」と笑顔で言われる“都合のいい女”アニーと、
最近彼氏が冷たいという親友リリアン。
同じような境遇を分かち合ってると思っていた親友の突然の婚約。

ブライズメイドのとりまとめ役(オーナー)を任されたアニーは
花婿の上司であり、セレブなヘレンとは
自分が一番の親友だと主張し合うあまり、最初のスピーチから火花を散らし合う。
どんだけ続くんだろうと思いました、マイク合戦。(笑)

ひとつひとつのシーンが長いというかネチコイというのか・・・
ま、丁寧に作られてるんでしょう!
主演(・・・といってもこの作品、誰が主役なんだかわからなくなります)の
アニーを演じるクリステン・ウィグは、人気のコメディエンヌなのだそう!
彼女が手がけた脚本ということで
飛行機の中のシーンにしても、怒濤のスピーチのシーンにしても
どうりでコント仕立てなはずです。納得!

ブライズメイズの中でも、新郎の妹メーガンがいい味出してます。
イルカがテレパシーで話しかけてきたと真顔で語ったり、
新婦リリアンの独身最後の旅行にと、ブライズメイズたちでラスベガスに向かう飛行機の中で
隣り合わせた男を“航空警察官”と何の根拠もなく決めつけたり・・・
こういう作品では立ち位置的には脇な雰囲気の彼女ですが、とても重要なポイントを担ってます。

ドレス試着のシーンはドン引き・・・正直行き過ぎ感が否めないです。
作品中一番笑いが起きてはいましたが。(苦笑)

もろもろ不満がたまり、とうとうブチ切れたアニーが
自分の不幸を他人のせいにするあたりは、
「ヤング≒アダルト」っぽくてちょっとだけうんざりしましたが
さすがコメディを生業にしているだけあってキャラが立ってる!
「キャスト・アウェイ」のDVD観て「ウィルソーン!(泣)」って泣いてみたり
人の関心を引く車の運転が何パターンもあったりと
そのあとはガッツリ笑える展開になっていました。

この作品の上映劇場が極端に少なすぎることがとても残念。
テアトル梅田での鑑賞でしたが、女性が多いのかなと思ったら意外な客層でした。
正直あれだけ狭いところで、
ぎゅう詰めのオッサンの中で観るのはとてもキツかったです・・・。(苦笑)

■ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/21037.html

2012年4月27日 (金)

GWにオススメ!選りすぐりの映画情報

絶賛上映中の映画の中から、 「シチュエーション別・GWにオススメ!選りすぐりの映画」をご紹介します!

★ママさんが娘さんとゆっくりショッピングを楽しむ間、
 パパさんと息子さんなど、“男同士”で楽しむにはコレ!

「タイタンの逆襲 3D」
(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

※パパさんは威厳をしめすどころか、飛び出す映像にビビらないよう気をつけて!

★つきあいたてホヤホヤのカップルや、マンネリ気味のお二人にはコレ!

「Black & White/ブラック&ホワイト」
(C)2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

※人によっては三角関係の是非で新たな火種が…となっても責任はもてません!

★結婚間近の幸せだけどちょっと“なんとかブルー”なカップルにはコレ!

「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
(C)2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

※いろんな意味でもっと深いブルーに入り込みそう。

★猜疑心でギクシャクしている友達同士、スッキリしたいならコレ!

「長ぐつをはいたネコ 3D」
PUSS IN BOOTS (R) and (C)2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

※観終わったらどっちがハンプティ・ダンプティとプスかでモメるかも!

★もっとへヴィーな関係ならこちら!

「裏切りのサーカス」
All rights reserved. (C)2010 StudioCanal SA.

※難易度高し!友達とのもめごとなんかどうでもよくなるかも!

★田舎に左遷されたお父さんをなぐさめるならコレ!

「HOME 愛しの座敷わらし」
All rights reserved. (C)2010 StudioCanal SA.

※家族の絆に感動して、ホームシックにかかるかも!

★軍事オタクなら迷わずコレ!

「バトルシップ」
(C) 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

※サバゲ(※サバイバルゲームの略)帰りの一杯ならぬ一本いっとく?

★どこに行っても人人人…リフレッシュしたいならコレ!

「テルマエ・ロマエ」
(C)La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm

※浴槽の栓を抜きたくなっても我慢我慢!

★まだまだ上映中!終了間近なのでおひとりさまでも席でゆっくり楽しめるかも!

「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
(C)2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

※心から信頼できる相棒が欲しくなる!?

★まだまだ上映中!終了間近なのでおひとりさまでも席でゆっくり楽しめるかも!
 もういっちょ!

「アーティスト」
(C)La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm

※人恋しくて孤独に押しつぶされそうになるかも!

それでは劇場で☆

「Black & White/ブラック&ホワイト」

「Black & White/ブラック&ホワイト」
2012年4月20日(金)よりTOHOシネマズ梅田他で公開中
(C)2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

オススメ度:★★★★★
オススメ鉄板デートムービー!!

冒頭からの激しいアクションでは
CIAきっての凄腕・タックとFDRという二人のエージェントの対比が
わかりやすくコンパクトにまとめられています。
仕事同様、息の合った相棒かと思いきや、女性に対しては正反対の二人。
ただ、出逢いを求める肉食姿勢は二人ならずとも誰でも同じではないでしょうか?
私も早々に出会いたいところです。ガウガウ。

“はっちゃけた友人”トリッシュが、
故郷を捨ててまで恋人を追いかけてきた挙句フラレたローレンの背中を押すつもりで
「出会い系サイト」に“恥ずかしい写真”を登録、
そこでタックと出会い、二人は会ってみることに。

時を同じくしてFDRも待ち合わせ場所近くのカフェで
相棒の相手との“コンタクトの偵察”に出動、ローレンに出会う。

カフェで早速意気投合したタックとは違い、
誠実さを感じないFDRへの第一印象を抱くローレン。

「どっちを選ぶか、彼女に任せよう」と
表面上は“紳士協定”を結ぶものの、
エスカレートした同じ女性の奪い合いは、
何が何でも彼女をゲットしたいがために
それぞれが作戦遂行チームを結成、チームの同僚には“極秘作戦”として
サーモグラフィーや、隠しカメラからの中継・盗聴など、
CIAのあらゆるハイテク技術を活かしてバトるバトる!

そのうち無理な指令にとうとう
「憲法に抵触しかねない」と及び腰で止めようとする同僚。
ええええええ!?今ごろ!?
どう見ても越権行為・職権乱用の数々です。ありがとうございました。

最終的に選ばれたのはどっち!?
…というよりも
細かい外人特有のジョークてんこもり(おまけに下品なワードもてんこもり)で
たくさん笑えて、間延びなしにあれよあれよと観終えてしまうので
人によってはせわしないと感じるかもですが
展開早すぎな点は個人的には評価ポイントかなと。

ラストにはエンドロールでスタントのところに連なる、圧倒的な名前名前名前!
どれだけアクションが激しかったかがわかると思います。

日曜日の上映最終回というと、翌日は憂鬱な月曜日ということで
だいたい空いているものなんで、劇場側も小さいスクリーンでの上映としているようでしたが
見渡すとほぼ満席!しかもカップル多し!
これはもう鉄板デートムービーですね。
私ももう一度誰かと来たいと思います。ガウガウ。

しかし友情まで犠牲にして発展する恋愛バトルといい、
振ったローレンに散々ドヤ顔で幸せを見せつけた元彼の表情が曇る瞬間といい!
男ってほんとどうしようもないね!

■Black & White/ブラック&ホワイト|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/20884.html

2012年4月20日 (金)

「バトルシップ」

「バトルシップ」
2012年4月13日(金)よりなんばパークスシネマ他で公開中
(C) 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

オススメ度:★★☆☆☆
己の器の小ささを思い知る作品!?

どんな現実離れした作品でも、登場人物への共感とか思い入れって必要だと思うんだけど、
本作ではいきなり若き主人公・ホッパーの理解できない行動に引きます。(笑)

海軍の兄の弟想いの説教もそこそこに聞き流し
バーで出会った女性の食欲を満たすためだけに、
閉店後のスーパーに侵入して警察沙汰になるようなやつが
その女性が海軍提督の娘ということで、あれだけ兄が強く勧めても拒み続けた
海軍への入隊を果たした途端、能力を買われるとかどんだけ!?
「自由の国アメリカ」ですねわかります。

そのアメリカと、親善サッカーの試合を行うシーンでは
日本の海上自衛隊のユニフォームの背中に旭日旗!
これって元をたどれば陸軍のものだったような…
そして浅野忠信が演じる主役級自衛隊員の名前が「ナガタ」。
絶対中田英寿からきてるでしょコレ!!(笑)

また余談ですが、ホッパー役の俳優さんにイマイチ“引き”がないせいで
入隊後、髪を短くしたら一瞬誰かわからなくなったり。私だけかもですが。(笑)

そもそも先に攻撃を仕掛けたのは地球人の方なのに
応戦してきたエイリアンが超悪者扱いなので、
これはちょっとエイリアン側に同情しちゃいますね。

そんなこんなでツッコミどころ満載の設定とストーリーな作品ですが、
実際に過去に行われた軍事演習の映像が一部使用されていることもあって、
いろんな国の戦艦や駆逐艦が一同に会する画は圧巻です!
軍事オタクのみなさんにとってはたまらないのではないでしょうか。

たくさんの国が力を合わせてエイリアンと戦うというところ、
さらに、退役軍人が力を合わせて、同じく退役している戦艦・ミズーリを動かして参戦するなど、
それらの人々への敬意とか絆とかを十分感じる作品でした。

たぶん設定だとかストーリーだとか“細かいこと”は二の次にして、
戦闘シーンとかVFXを純粋に楽しめばいい作品なのだと思う。

作品のスケールの大きさに反比例して
こういうとこにこだわってしまう、己の器の小ささを思い知ったのでありました…

■バトルシップ|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/20261.html

2012年4月13日 (金)

「幸せの教室」

「幸せの教室」
2012年5月11日(金)よりなんばパークスシネマ他で公開
(C)2011 Vendome International, LLC. All Rights Reserved.

オススメ度:★★★★☆
邦題のセンスはアレだけど、素晴らしい作品!

仕事を楽しみつつ熱心に勤め上げてきた、トム・ハンクス演じるラリー。
店内放送での呼び出しに、てっきり9回目の“今月の人”に選ばれたものと思って
意気揚々と休憩室に向かう。
ところがそこで聞かされたのはリストラ宣告。
「大学を出ていないから」という理由で昇進の道を絶たれるという思いもよらない出来事。

たいていの人なら“逆ギレ”したり、しばらくは途方にくれたりするところだろう。
が、彼は翌日から精力的に“就活”をはじめた。

片っ端から飛び込んでいくものの、折しも世の中は世界規模の不景気。
海兵隊でのコックの経験と販売員の経験しかない中年に仕事は見つからない。
さすがに落ち込むラリーに「知識は武器になる」と、大学に通うことを勧める隣人。
自分に学がないばかりに、宝くじの当選金の半分を“税金対策”する間もなく、
ごっそり半分を徴収されてしまった経験からなのですが、
こうしたまわりにいる人々が差しのべた手や、
ラリーの持つ人当たりの良さや前向きな性格もあり、
ストーリーが進むにつれて、いろんなきっかけや出逢いで
みるみる苦境を乗り越え、級友タリアの手で見た目も“イケメン化”していくさまは
世の中年男性に夢と希望を与えると思います。

冒頭とクライマックスとで、
それぞれ同じ構図で一見すると同じようでも、
そこに描かれた心情や背景は違うという面白いシーンがあります。

ひとつは、リストラ宣告を受けたラリーが
車の中で何とも言えない表情で涙をこらえるシーン。
冒頭では先の見えない絶望と無力さ、
クライマックスでは、親しい人々との別れを余儀なくされながらも自信と希望に満ちているという、
なかなかに難易度の高い演技を、トム・ハンクスは見事こなしています。

一方、ジュリア・ロバーツ演じる、話し方の教師メルセデスが
学校の駐車場に車を停め、地面におろしたハイヒールに足を入れながら降りるシーンも同様に
クライマックスではキレイにペディキュアが塗られていて、動作もちょっとだけガサツさが消えているという
足だけで伝わってくる恋心が見事に。

か、か、かわいいじゃないですか!このやろう!
ジュリア・ロバーツの“プリティ・ウーマンっぷり”は健在です!うぉぉぉぉ!!

あくまで紳士的でいようとするラリーと、理性が吹っ飛んだメルセデスのキスシーン。
泥酔状態で久しぶりのキスに興奮したメルセデスが、ラリーにしがみつきなかなか離れない!
二人とも立派に中年なのですが、このシーンは特に、本当に純粋でキュートでした。

販売員の鑑のような仕事ぶりでも、会社にとっては利益を生まないと判断されたり、
ラリーが節約のためにと、通勤に選んだ“中古でボロ”のスクーターがヴィンテージ物だったり、
ガラクタだらけの隣人のガレージセールが、タリアにとっては宝の山だったり、
“洗濯板”のメルセデスの旦那が、無類の巨乳好きだったり、
かみ合わないあべこべの歯車も、ちょっとしたきっかけで好転していく。

人生どこで何が起こるか本当にわからない!!

リアル過ぎてちょっと涙目でしたが
「人生変わるよ」と話し方と経済学の受講を勧めた大学職員の言葉通りになったのは
ラリーだけではないので、原題の「ラリー・クラウン」もちょっと納得いかないのですが
かといってこの邦題はナシだなあ…。
いつもながらにセンスのアレな邦題…。

キャンパス・ライフが題材なだけあって、日本ではちょうど入学シーズンと重なった試写会!
(まぁ、アメリカでは9月とからしいですが)

なんだかんだで自分も大学に通いたくなりました!

■幸せの教室|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/20776.html

2012年4月11日 (水)

「長ぐつをはいたネコ 3D」

「長ぐつをはいたネコ 3D」
2012年3月17日(土)よりなんばパークスシネマ他で公開中(3D・2D版同時公開)
PUSS IN BOOTS (R) and (C)2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

オススメ度:★★★☆☆
借りてきたい猫(はぁと)

今回も3Dでの観賞!

日本語版吹き替えの竹中直人(プス役)と勝俣州和(ハンプティ・ダンプティ役)コンビが
個人的にどうもイメージがわかなかったので
アントニオ・バンデラスのラテン系のねちっこい声が聞きたくて(?)、
あえて字幕版を選びました。
…が、2Dでは日本語吹き替え版しかなく、
結果、苦手な3Dを選ばざるを得なかったわけで…。(←無駄に「北の国から」の語りで)

でも実写よりはアニメーション作品のほうがまだ楽しめた気がします。
特に猫好きにはたまらない描写がたくさん!

猫の後頭部から背中にかけての曲線と、その小ささ。
プスの後ろ姿に萌えっぱなしです。
ちゃんと“実際の猫っぽい”んですこれが。

怒られたり怯えると“イカミミ”になるところ、
曲がりきれないカーブですべる足音
細かい前歯、攻撃前の眉間のしわ、気分がいい時の喉の音。
光を追う猫たちの動き!

でもツメが甘いなあと思ったこともたくさんあって、
たとえばプスが得意とする“ウルウル攻撃”。
瞳孔がまん丸の時の猫は怯えてるか怒ってるかだし、
トイレのあとも、後ろ足で砂をかけたりしない!
そして極めつけ。猫にミルクって本当は良くない!
…と友人に力説していたら「いやいやアニメだから。」と軽くいなされてしまいました。

そうかアニメだったね…
ならば、プスを虜にするフワフワーテの顔はもうちょっと愛嬌のある顔にしてほしかったかも。

そもそも「シュレック」のサブキャラのスピンオフな点で“カウント1”なのに、
その上ハンプティ・ダンプティやら「ジャックとまめのき」やら
アニメとはいえ、いろんな童話や他のキャラが盛り込まれ過ぎじゃない!?
雲の上で何の脈略もなくハンプティ・ダンプティが着用する金ピカなスーツにも
おそらく何か意味があったんだろうな、というモヤモヤが残るところはちょっと勿体ない!

もしかして続編アリの伏線?ウルウル☆

■長ぐつをはいたネコ 3D|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/20897.html

2012年4月 6日 (金)

「タイタンの逆襲 3D」

「タイタンの逆襲 3D」
2012年4月21日(土)よりなんばパークスシネマ他で公開(3D・2D版同時公開)
(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

オススメ度:★★★☆☆
暇をもてあました神々の遊び。

今回の試写会は、3Dでの観賞!

個人的には3D作品が苦手なので、なるべく避けてきた3D観賞ですが
アメリカ本国に先駆けての試写会という「プレミア感」に惹かれてしまいました。
やっぱり3D作品は苦手…何がってあの3Dメガネの重さがダメです。
おそらく私の「オススメ度」の★ひとつ分くらいあると思います。(笑)

入場前には厳重なセキュリティチェックが行われました。
持ち物のカメラチェックはもちろん、金属探知機でのチェックも!
ナニも持ち込んでいませんでしたが、ちょっとドキドキ…
そんな感じで、厳戒態勢下での完成披露試写会でした。

さて、作品の内容についてゆるーくポイントを押さえたいと思います。

「人間が祈らなくなったから神の力が弱まり大変なことが起きそうになっている」と
ペルセウスの子である「神の子」にも力を借りたいというゼウスの“ネタ振り”。

ん?神の子はペルセウスであって、それは「神の子の子」ではないのか。
いや、細かいことはツッコむまい。とりあえず楽しもう。

老いた父の頼みを断ったその夜、
“巨大な何か”が火やマグマで襲う夢にうなされて目を覚ますペルセウス。
そのあと本当に夢と同じような災いが、ペルセウスが漁師として暮らす小さな町を襲う。
なんと具体的な!あなたは予言者か!
…と心の中でツッコみましたが、半分「神」でしたね。

灼熱の炎を吐く凶暴な「キメラ」。
“ドラクエ世代”には違和感を禁じ得ない。
この翼では訪れたことのある城や村までひとっ飛び、というわけにはいかない感じです。何となくですが。

何よりその「キメラ」をはじめ巨大な敵が多く、
それらのスケールが大きすぎてスクリーンに収まりきらないので
パンフレットを見るまで全体像がつかめませんでした。

てっきり白いと思っていた「ペガサス」が真っ黒なのには度肝を抜かれました。
いろいろ夢を壊すのでここは白いほうがいいんじゃないのかな…と思った矢先、
ペガサスもろとも、キメラと間違われて攻撃されそうになるぺルセウス!
ほら言わんこっちゃない!

…っとまあちょっとツッコミどころ多めの本作ですが、
本作の「大胆体感3D!」のうたい文句どおり、
迫力とか世界感を十分に体感できる作品でした。
古代の建物が、戦いによって惜しげもなく崩れたり、
大勢の兵士がワーっとなったりするので(←語彙が貧弱!)、
勢いよく飛んでくる岩を思わずよけたり、砂埃が目に入りそうな感覚でした。
父と子の絆とか、しっかり息子に受け継がれている意思、みたいな描写が散りばめられているので
お父さんと息子さんなどで観ていただきたい感じです。

2010年公開「タイタンの戦い」の続編ですが、
前作を観ていなくとも十分楽しめます。
※ラストあたりに「なんでやねん!」というツッコミをしてしまう場面がありますが(汗)。

■タイタンの逆襲 3D|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/21172.html

2012年3月23日 (金)

「裏切りのサーカス」

「裏切りのサーカス」
2012年4月21日(土)より大阪ステーションシティシネマ他で公開
All rights reserved. (C)2010 StudioCanal SA.

オススメ度:★★★☆☆
諜報員になったつもりで観てほしい作品!

本作は元英国諜報員が実際の事件を元に書いた小説の映画化。
当然、リアリティに溢れている。(と思う)

スパイ映画といえば「007」シリーズや「ミッション・インポッシブル」、
これから公開予定の「Black&White」のようなものを思い浮かべるが、
本作はそれらとは一線も二線も画すものになっている。

実際のスパイがあんなにド派手なはずがないことは素人でもわかる。
本作でもスリル満点のドンパチや車の爆破シーン、
もちろんドバイの超高層ビルの外壁を登ったりなどはなく、
「物事には“裏”の面がある」という
セリフの通り、ただただ淡々とそれを探るように
スマイリーによる“もぐら”と呼ばれる犯人探しが行われてゆく。

観賞ポイントとしては、公式サイトに「必読」とあるように、
本作に限っては予備知識を入れたほうがよさそう。
(読んだところでとても難解な作品ではあった)
つまり観ているこちらも“もぐら”探しをしているようなものなので、
一瞬でも目を離したり、セリフの聞き漏れがないようにしないといけない。
“もぐら”に迫るシーンでの盗聴内容、足音、車のエンジン音…
緊張感高まるところだ。
私が個人的に“映画館で飲食反対派”なせいもあるが、
そのタイミングで試写会場で隣の席の男性がしきりに袋から何かを取り出しては
食べている物音が非常に気になった。

これだけ“脅し”をかけておいて何だが、単純に心に響くシーンも当然ある。

たとえば、諜報部が“一番いい時期”と振り返るクリスマスパーティーの場面で、
仮面のサンタクロースが壇上に上がって、
諜報部員みんなで“敵国・ソ連”の国家をにぎやかに歌うシーンは
何かを象徴している気がするが、単純に遊びが利いてるなあと思った。

また、パーティー会場から出たところで、
外で他の諜報員とキスをする妻を見たスマイリーが目に見えて狼狽したり、
強制送還を前に、あぶり出した“もぐら”と話すシーンで
唯一スマイリーが声を荒げるなど、
優秀な諜報員も人間だなと妙にホッとしたり。

これだけ難易度の高い作品で、しかもR15作品ではあるが、
ラストのBGMが終わるまでのところは、様々な感情に溢れて切ない。
“もぐら”の頬をつたう血、彼を狙撃した親友が流す涙、
使命を終えた仲間がうたれる雨。これらがすべて同じものにも思えた。
何度か劇場に足を運んで、自分の中の評価が変わりそうな作品ではある。

ちなみに最後の最後、エンドロールでも“欺かれる”感覚を楽しめるので
劇場では客電が点くまで席を立たないで欲しい。

■裏切りのサーカス|eo映画
 http://eonet.jp/cinema/db/movie/20647.html